攪拌

火曜日に風邪を引いた。38度の高熱が出て横にならずには居られなくて目を閉じるとすぐ眠る。もしcovidにかかっていたら今のうちに手筈を整えておかねばならないので、発熱外来に電話したり、食べ物を確保したり月次の引き継ぎ資料を作ったり病人なのにやることがたくさんあっておちおち寝ていられなかった。

 

発熱外来へは一人で車を動かさねばならず、こんな状態で運転なんて出来るかよと思った。「ご家族の方が送ってくださるんでしょうか?」と気弱そうな男性が電話口で話す。この田舎では1人で働きにきている女性はいないことになっているんだろうな。想定されていない女性一人暮らし家族は他県住まい。「1人です。受診の際に1人で運転できる状態でいられるかどうかはわかりません」「そうですか、ではお時間近くになったら徒歩か車どちらでいらっしゃるかご連絡ください」タクシーも使えない、自力で来てください以外の選択肢がなくて、感染症疑いのある弱っている1人暮らしってハードだ。この場から動けないならどう病院にかかればいいんだろう。救急車を呼んでもいいんだろうか。家族のいる病人は、同居者が感染リスクを冒しながら車を出してくれる。

必死で正気を保って病院へ行った。裏口の駐車場に車を止めて待機する。次々に車が入ってくる。1人で運転している人も何人かいた。「窓を開けないで待機してください」のプラカード。家庭内感染を防ぐための換気も許されないのは「家族の犠牲、共助」でしょ。

然るべき検査を受けて、なんとか車を動かして家に帰る。すぐに横になって、2時間後陰性との連絡を受け、職場にその旨をすぐメールして眠った。しばらくしてドラッグストアに行き、スポーツドリンクとOS1と(1本で190円もしていて驚いた)ウィダーインゼリーを数個、栄養確保のためのグラノーラとレトルトのおかゆを買い込んだ。締めて3900円。高い。体調を崩すと高くつく。ただでさえ今月は病院にかかる機会も多いと言うのに……

湿っぽくなってきた。風邪をひくのは3年ぶりで帰省した夜以来だから、疲れからくるものとして許す。本当に焦った。体温計を楽天スーパーセールで購入していたのも功を奏した。備蓄はきちんとしておこうと学ぶ。この1週間はずっと疲れていて、熱は引いても喉の痛みとだるさが続く。もしかしたらずっと疲れやすい体質なのかもしれないと思うほどに。月次の業務もこなして、散々な週だ。

 

メモ:

・サボってたマルチビタミン亜鉛を飲む

・軽く体を動かすやつをやる

プロテイン検討