その方が贅沢なので就職はしません

7時には目が覚めて、田園に車を走らせてモーニングを食べに向かった。

大きめのカフェオレとバターたっぷりのトースト。家じゃ食べないやつ。人に用意してもらって、片付けてもらえて、速やかに作業に移り、お願いすればおかわりももらえるので喫茶店が好き。いろいろ書き物をして、webを編集したりした。

 

帰りは松屋に寄ってシュクメルリをテイクアウトした。

ニンニクの匂いが過剰なまでに充満する車内にいて気持ち悪くなってきたので窓を開けた。帰宅してワンピースに匂いがつかないことを祈りながら換気扇を強にして火にかける。口に含むとニンニクの飽和した強い味がガツンときて、酸味が胸焼けを誘った。普段ならニンニクの過剰さは嫌いではないのだけどこのシュクメルリは強すぎた。さつまいもがはいっているのもこの過剰なルーを緩和させるための装置だとしか思えなかった。さつまいもって基本的に際立った味がしないし、バターとか強い風味のものと合わせて美味しいと感じるので、さもありなん。ご飯も紙皿の味がしてあんまり美味しくなくて、そんな体験だった。こんな感じか~と思った。

 

それから口直しに緑茶を飲みつつhome sweet homeをちょっと観てやめて、下妻物語に変えた。田舎の映像が今の自分には快くなくて、外国映画で心を満たしたいとチョイスに後悔しつつ、桃子のモノローグがなんかよくて全部見てしまって18時。「就職しないかと誘われているけれど、私はお洋服を作るよりも、BABYのお洋服の一番のファンでいたい。その方が贅沢な生き方じゃん」とあっけらかんとしているのが呑気で貴族的でなににも焦っていなくて桃子だな。

シュクメルリのせいでお腹が空いていなくてそのままお風呂で「赤と白とロイヤルブルー」の100p読み耽る。ずっと家にいるので気が滅入りそう。来週は予定があるから今日の喪失感はすぐに解消されると言い聞かせて20時半。