あなたに似た人

 

古本屋で本をたくさん買った。

今の自分の気分にあっていて、田辺聖子の「言い寄る」がぴったりはまった。f:id:gingerbreadee:20210307092346j:image

 

大阪に住んでいた時分、当然のように森見や田辺聖子村上春樹を引き寄せて読んでいた。どれも関西のことを書いている作家であるが、異性から言い寄られて六甲山までドライブに行くとか、その辺のちょうどいい感じのデートとか、土地のニュアンスがリアルにわかるので自分ごとにするのは当然だった。有川浩の小説「阪急電車」もヒットしたし、aikoは三国のことを歌にするし、生活は阪急電鉄を中心に回っている。ここで育ったらそのような思考になるのは必至である。

 

村上春樹の「海辺のカフカ」の主人公が通う図書館は近所のあそこだな、とイメージが湧く。絶対そうでは無いけど、とにかく住みよい街なのだ、北摂は。北摂が一番心地いい場所だと思っている。

 

今日は手に入れた5冊を満遍なくつまみ食いするようにちょっと読んではやめ、また気分で読んだ。しかし、森茉莉の贅沢貧乏もこの田舎の本棚にあるもんなんだ。捨てたもんじゃ無いな。

 

向田邦子は短編だが文章がパッキリしていて読みやすく、文の参考にもなる。"dead poet society"は今ミュージカル黒執事の公演中なので、英国寄宿学校を題材にした物語を読もうと思って。上級生と下級生の上下関係はanother countryの方がきついものを描いていると思うけれど、今はこれで。

 

料理もした。鮭のホイル焼き、手羽先のパリパリ焼き、アンチョビキャベツ。f:id:gingerbreadee:20210307092357j:image

ホイル焼きは簡単、おいしく魚が取れる、片付けも楽でよい。手羽先は苦労した。鶏肉を焼くのは赤みがないようにする気遣いが疲れる。つけ込んで焼くのに時間もかかるし、手もこまめに洗わねばならないし、おまけに油っぽくてちょっと面倒だった。辛味チキンの冷凍でいいかなあ。手羽中でなく手羽先でやったのもいけなかった。アンチョビポテトは美味しいけれど、ジャンクで自炊ですべき料理ではなかったかもしれない。まあ固形おかずを作ろうとしたその心意気やよし。

 

可愛い服が欲しい。もしiconology買うなら今日までですよ。

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foufouのアメリカメディカルもじっとみていた。あれも汎用性、実用性ともに高く、かつかわいい。予算取りをしつつ再販を待つ。

note.com

 

 

あたらしいtwitterアカウントを作った。リアルのアカウントと分けようと思う。

 

たくさん買い物をした。金のネックレスが届いた。千切れそうなほど細くて繊細だけれどたくさんの輪が密に連なっていてしっかりしており、案外堅固なつくりで頼もしく(スクリューチェーンというらしい)、金らしくチラチラ光る。ペンダントトップをつけるためのチェーンとはちがって、それ単体でも十分主役を張ってみせる上品なチェーン。小さいけれど満足だ。これにシャーリィ・ホームズと名付けておく。1人で生活している私が、自分のために買ったジュエリー。田辺聖子が言うところの、ちょっと気の利いたハイ・ミスが好みそうなものでもある。自分だけの金。初めての純金。

 

黒執事の配信をふたたびみていた。どうしてもケーキが欲しくてセブンへ車を走らせた。もらったポイントをモンブランとポテチとラスクに変えた。緑茶とモンブランは最高に合うのだった。人の作ったカフェオレが飲みたい。人の焼いたトーストが食べたい。それを満たし、喫茶店でこれを書いてる。